食とマーケティング

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普段テレビはあまり見ないのですが、たまたま目に入った番組が。

健康に良い食材についての特集で、色々と紹介をされていました。

いくつかある中で私が次の日から取り入れたものがあります。

1、ワインとカマンベールチーズ
→なにやら認知症の予防になるらしい

2、豆乳とシナモン
→なにやらシミ・シワが減るらしい

どうやら1週間2週間で効果が出てくるらしい

特に「2」の豆乳×シナモンの組み合わせは1~2週間の摂取で効果が出てくるらしく、私も実施中です。
とても健康になっている!様な気がします。

最近になって日々食べるものについて、少し気をつかうようになりました。
人間は日々食べるもので出来上がっているわけですから、健康的なものを食したほうが、
より健康的であると。

そして、それには「継続性」が必要となります。

基本的に、毎日食べ続ける事でその効果を得る事が出来ます。

マーケティングも一緒なんですよねぇ。

栄養分は継続的に摂取し続ける。微量でも良いので摂り続ける。
それが大事。

これって、マーケティングでも全く同じで、
地道にコツコツ続ける事が大事なのですね。

よくある勘違いで、マーケティングや営業活動と言うのは、
「お祭り」とか「イベント」のようなものとおもわれてしまう事です。

もちろん、それはそれでひとつの考え方でもあるのですが、
マーケティングというのは実はもっともっと地味なことの積み重ねなのです。
派手さなんて一個もない。

「お祭り」や「イベント」といった花形的な取り組みと言うのは、
食にたとえるのであれば「懐石料理」とか「寿司」とか「フォアグラ」とか、
なんだかそういった「凄く美味しくて高価なもの」といったイメージです。

時々食べると美味しいですが、毎日食べるのはちょっと・・・というもの。
たまーに食すから幸せなのです。

毎日イベントなんて、出来ませんよね?

日常のマーケティングとは何か

日常のマーケティングは「お祭り」や「イベント」のような派手さはありません。
周りの人からは、「そんな簡単な作業に時間をかけるんじゃぁないよ」と言われかねないような、
地道なことをやるのが日常のマーケティングです。

まずは基礎データの収集です。

お問合せがあった先の基本情報を調べてデータベースに入力をすること。
顧客が抱えている問題点や課題を抽出してそれを一覧化したりまとめること。

ダイレクトメールを送るのであれば、
送り先のデータベースを調査したり整理したりすること。
返却のあったものを元のデータベースから削除すること。
お問合せのあったものをデータから取り除き別のデータに移動させること。

制作物を作るのであれば、
監査担当者からの現場の声を抽出すること、
所長先生の意向を確認してお渡しする相手の状況に合わせた内容に組み替えること。

などなど

こういうことは、全て「マーケティング」の一環です。
こういった地道な日々のマーケティング活動があってはじめて、
「お祭り」や「イベント」が功を奏するわけです。

そして、この日常のマーケティング、即ち毎日健康的な食材を摂取している人は、
健康的です。

食であれば、体の内側が健康なので長生きできるでしょうし、
体に不具合が生じ難く、病気になりにくい体になっていることでしょう。

日常のマーケティングをしっかりとやっている事務所は、
安定的に新規顧客がやってくる仕組みになっているので、
急な解約(例えば倒産廃業)があってもそんなに焦らなくても大丈夫でしょうし、
事務所発展の先行きも見えているので、職員さんも定着しやすい。

実に健康的です。

健康に良い食べ物を継続的に適量を摂り続けることが健康のヒケツとするならば、
経営活動にとって良い取り組みを継続的に無理なく続けることが発展のヒケツである。

と言い換えても良いように思えます。
いかがでしょうか。
【著者プロフィール】太田亮児(おおたりょうじ)|合資会社オオタキカク 代表
税理士・会計事務所の営業、マーケティング支援を行う。起業前は東京都内にある税理士法人に勤務してマーケティング業務を専任で手掛けた。2005年にオオタキカクを設立して独立。税理士事務所の個性を活かし各事務所の強みを磨き上げオーダーメイド式でマーケティングの仕組みを作り上げるサポートを行う。2010年に「税理士・会計事務所の儲かるしかけ」を同文館出版より出版し、税理士業界に特化したサービスを展開している。税理士向けの専門紙である税理士新聞(NP通信社発行)への連載記事を手掛けていたこともある。