税理士先生が出版する際に考えたいこと「出版の目的」

目次

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出版をしようと考えたときにまず考えること、一番大事なことはその目的を明確にする事です。
なぜ出版するのか。
何を意図した出版なのかです。

「その目的に合致した本の内容にすること」

これこそが著者にとっても出版社にとっても、一番大切です。

私が出版社から声をかけてもらったとき、最初の面談の際、編集長の方から聞かれた事が、「この本の意図は何ですか?」ということでした。
どういうことかというと、

  ・自分の商売を売り込むことを目的としたものか

  ・読者のために読んで欲しい、伝えたい事があるのか

どちらですか?と聞かれたのです。
私は後者の「読者(税理士先生)に伝えたい事がある」「自社サービスの案内ではなく役立つ本を出したい」と答えました。
それが良いか悪いかということではなく、そこが明確になっていたことは良かったです。

何が言いたいかというと、出版を考える税理士先生の中には、「顧客を増やすこと」を目的に出版に向き合う先生も多く、私が相談を受ける時の多くは営業用としてお考えです。

それが正しいとか間違っているということではありませんが、「誰かに何かを伝えたいから」書くのではなく、「お客様が欲しいから」本を出したいとお考えなのです。
こうなってくると、出版社から見て、売れる本にはなり難いです。

売れる本になりにくいということは、人が手にとって読まないということです。
人が手にとって読まないということは、本の内容が伝わらないという事です。

誰だって読者のために書かれた本であれば、興味のある本であれば関心を持って読み進めますが、本の内容が営業目的であったり、特定の商品やサービスを勧めるためのものであったとしたら、途端に読むのを止めてしまうものです。

そこで、「ブランディングのために」という表現が出てきます。
しかしながら、「ブランディングのため」というのは、出版社さんの視点ですとあまり良いものではないようです。

出版社としては売れる(多くの方に読んでもらえる)本を、世に出したいと考えるものですが、「ブランディングのため」というのは著者のエゴです。
従って、商業出版ではなく自費出版にニュアンスとしては近くなります。

やはり私がおすすめしたいのは、どこまでも読者のための出版であって、商業出版にも耐えうる内容のものが良いと考えます。
【著者プロフォール】太田亮児(おおたりょうじ)|合資会社オオタキカク 代表
税理士・会計事務所の営業、マーケティング支援を行う。起業前は東京都内にある税理士法人に勤務してマーケティング業務を専任で手掛けた。2005年にオオタキカクを設立して独立。税理士事務所の個性を活かし各事務所の強みを磨き上げオーダーメイド式でマーケティングの仕組みを作り上げるサポートを行う。2010年に「税理士・会計事務所の儲かるしかけ」を同文館出版より出版し、税理士業界に特化したサービスを展開している。税理士向けの専門紙である税理士新聞(NP通信社発行)への連載記事を手掛けていたこともある。
著者プロフィール
太田亮児
太田 亮児 おおた りょうじ

合資会社オオタキカク 代表

税理士・会計事務所専門の営業・マーケティング支援を行う。前職の税理士法人ではマーケティングの専任担当者を務め、同法人が3年間で1,500社の見込み客を発掘し、300件の新規法人顧問先を獲得する過程を現場で経験した。
2005年にオオタキカクを設立。各事務所の個性や強みを引き出す、オーダーメイド型の仕組みづくりを支援している。

著書に『税理士・会計事務所の儲かるしかけ』(同文舘出版)。専門紙『税理士新聞』での連載や取材執筆も行うなど、業界に向けた情報発信にも力を入れている。

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