税理士事務所の営業用チラシの作り方

第1回 見た目編

こんにちは。オオタキカクの太田です。
「営業用チラシの作り方」というテーマを3回に分けてお話をさせていただきます。
今回はその中の「見た目編」についての内容になります。
様々な技法を使いすぎ、多くの色を使いすぎ、様々なフォントを使いすぎ等まだデザイン制作に慣れていない方ほどついついやりすぎてしまうのです。特に税理士事務所においては、一定の上品さが求められていることも忘れてはいけません。 特に注意する点として…
色の明度:濃い背景+濃いフォントは目立たない
フォントサイズ:空欄・余白を上手く使う
例えば、お問合せを増やしたい(電話番号をかけてほしい)のであれば、電話番号を大きくする。HPへの誘導をしたのであれば、QRコード&検索窓をおく。などどこを強調したいのかを明確にすることで、お客様に伝わりやすいチラシになるのではないでしょうか?

次回は「内容編」についてのお話になりますので、今回の「見た目編」と合わせてご覧いただければと思います。

第2回 内容編

こんにちは。オオタキカクの太田です。
「営業用チラシの作り方」というテーマを 3 回に分けてお話をさせていただきます。
今回は第2回目の「内容編」についての内容になります。
間違ったチラシの例として、キャッチコピーの文字数が多く事務所の業務内容ばかりを記載しているものがあります。「何それ?」「なんだろう?」と目を引くキャッチコピーをもってくることにより、手に取った方が興味を示し内容を知りたくなるのです。
サブコピーの考え方としては、キャッチコピーの「何それ?」の補足をしながらも多くは語らない、疑問の投げかけが有効ではないかと思います。
チラシを受け取る人の立場に立ち、その人が興味関心を持つ、役に立つ内容であることが、見た目の要素と同じくらい重要なのです。一度じっくりと時間をかけて、事務所の為ではないお客様の為のチラシを作ってみてはいかかでしょうか?

次回は営業用チラシの作り方の最後になる「仕上げ編」についてのお話になります。

第3回 仕上げ編

こんにちは。オオタキカクの太田です。
「営業用チラシの作り方」というテーマを 3 回に分けてお話をさせていただきます。
今回は最後の「仕上げ編」についての内容になります。
多くのチラシのフッターには、電話番号、URL、QRコード等が記載されています。ただここで考えたいのは、何経由でお問合せをしてほしいのかということです。電話でお問合せてほしいのであれば、電話番号を強調しメール情報は削除するのも効果的です。ただし、電話でお問合せをしたくない方もいらっしゃるので、HPの詳細は載せましょう。
ちなみに…
不特定多数の方にお送りするチラシに関しては、税理士法の広告規定がありますので「事務所案内資料」と必ず記載してください。
最後にプリントアウトして、文字校正(誤字脱字・表現)を行います。特に、お問合せに直結する「連絡手段」は丁寧な確認が必要です。
・電話番号
・住所
・事務所名
・QRコードが読み取れるか

このように制作業務には多くの時間がかかりますので、関わる方の苦労を事務所全体で理解することも大切なことではないでしょうか。
第1回「見た目編」第2回「内容編」と合わせてご覧いただき、営業用のチラシ制作にお役立ていただければと思います。
【著者プロフィール】太田亮児(おおたりょうじ)|合資会社オオタキカク 代表
税理士・会計事務所の営業、マーケティング支援を行う。起業前は東京都内にある税理士法人に勤務してマーケティング業務を専任で手掛けた。2005年にオオタキカクを設立して独立。税理士事務所の個性を活かし各事務所の強みを磨き上げオーダーメイド式でマーケティングの仕組みを作り上げるサポートを行う。2010年に「税理士・会計事務所の儲かるしかけ」を同文館出版より出版し、税理士業界に特化したサービスを展開している。税理士向けの専門紙である税理士新聞(NP通信社発行)への連載記事を手掛けていたこともある。