税理士新聞_第1489号_7月5日号掲載

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【税理士先生】 
太田さんこの間、新規の方からメールで相談が入りました。

 メールの相談は内容が良く分からないので、一応このまま待って先方から電話が入るのを待っています。

 個別の事情をメールで相談されても答えられませんよね。

 【太田】 
ちょ、ちょっと待ってください先生。 その相談メールはいつ頃あったものですか。昨日か今日のものでしょうか。

 基本的にメールで入ったご相談ですから、先方から改めて電話を下さることなんてまずありません。 

先生、直ぐに電話をしてご面談のアポイントをいただいてください。今すぐです!

 【税理士先生】
 そのメールは2週間くらい前に来ました。 

相談したいことがあれば電話がかかってきますよ。 メールで相談してくるような人は大抵契約なんて決まりませんし、期待もしていません。 

それよりも太田さん、ホームページでお問合せを増やす企画を考えてくださいよ。

本連載は税理士新聞本紙にて毎月5日掲載中です。(2015年7月現在)

【著者プロフィール】太田亮児(おおたりょうじ)|合資会社オオタキカク 代表
税理士・会計事務所の営業、マーケティング支援を行う。起業前は東京都内にある税理士法人に勤務してマーケティング業務を専任で手掛けた。2005年にオオタキカクを設立して独立。税理士事務所の個性を活かし各事務所の強みを磨き上げオーダーメイド式でマーケティングの仕組みを作り上げるサポートを行う。2010年に「税理士・会計事務所の儲かるしかけ」を同文館出版より出版し、税理士業界に特化したサービスを展開している。税理士向けの専門紙である税理士新聞(NP通信社発行)への連載記事を手掛けていたこともある。