【税理士先生】
太田さん、この間新設法人向けのダイレクトメール(以下DM)を送って事務所を拡大させたという先生のセミナーを聞いてきました。
実はそのあと、たまたま実物を手に入れる機会があって、
ホラこれ。
コレを使ってそのまま事務所名のところを変えて送ってしまえば、
この事務所と同じようにお客様増やせるかと思うのですが、
どう思いますか。
【太田】
せ、先生。
今までの私の話ちゃんと聞いてくださっていましたか。
「無駄だ」とまでは言いませんけれど、
こちらのチラシの事務所と先生が置かれている環境とは全く異なりますから、住所と名前を変えてそのまま同じものを送るというのは止めておいた方が健康的だと思います。
10年位前であれば「そのまま使う」でも通用したかもしれませんが、今はそんなに甘くはありませんよ。
お願いしますよ先生。あんまり悲しいこと言わないでください。
【税理士先生】
いやいやすみません。そんなにこやかに怒らないで下さいよ。
まぁ確かにこのDMに書かれている内容は、うちの事務所のカラーには少し合いません。
言われてみればこの事務所独特の言葉遣いや、トーンといったものも感じますよね。
そのまま同じものというわけには行きませんね。
税理士新聞_第1441号_3月5日号掲載
