ベンチマーキングで見つけよう現状の課題・問題点

ベンチマーキングをするとイロイロなことが分かるようになってきます。イロイロなことがわかることで、自社の改善点や至らない点などが明確になったり、逆に自社のイケている点なども分かったりする事も?

ベンチマーキングとは、継続的な測定と記録、それに伴う比較と分析です。
どんなところを気を付ければよいのか、私のやっているベンチマーキングもご紹介しています!
比較分析は大切です。他事務所をチェックしながら、自社との比較をやってみてはいかがでしょうか。

明確な指標が閲覧できるYoutubeはベンチマーキングがしやすい

自分以外の特定のライバルが、現在どのような数値か?といった情報は基本的にはわかりません。ホームページを閲覧したとしてもその情報が最新のものなのかどうかはわかりませんし、その組織に属している人でなければ分からないことばかりです。

私が最近やっているベンチマーキングは、そのライバルとなる方々の明確な数値情報が取得できるものなので、なかなか面白く活用をさせていただいております。そのツールはYoutubeです。

Youtubeには総再生回数、登録者数、動画の本数といった明確な数値情報が誰でも閲覧することができる状態で取得することが可能です。特定期間の数値情報をベンチマーキングをして比較分析をすることで、いろいろな情報がそこから得られます。このように複数の数値情報が平等に得られるものというのも少ないものですから、Youtubeというものの利用価値はマーケティング的な視点で考えると見逃すことが出来ません。

税理士事務所がマーケティング活動を進めていく際に、PDCAを回していくことになるわけですが、PDCAの回し方を鍛えるための媒体としてはYoutubeは大変優れた媒体です。モチベーションを維持させるための工夫と申しますか、比較分析ができる数字が公開されている(チャンネルによっては非公開とされていることもあります)ということが取り組む活動の精度を高めます。情報って大事です。
【著者プロフィール】太田亮児(おおたりょうじ)|合資会社オオタキカク 代表
税理士・会計事務所の営業、マーケティング支援を行う。起業前は東京都内にある税理士法人に勤務してマーケティング業務を専任で手掛けた。2005年にオオタキカクを設立して独立。税理士事務所の個性を活かし各事務所の強みを磨き上げオーダーメイド式でマーケティングの仕組みを作り上げるサポートを行う。2010年に「税理士・会計事務所の儲かるしかけ」を同文館出版より出版し、税理士業界に特化したサービスを展開している。税理士向けの専門紙である税理士新聞(NP通信社発行)への連載記事を手掛けていたこともある。