現代〇〇ハラスメントの実情

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近年、〇〇ハラスメントという言葉が頻繁に聞かれるようになり、生きづらさを感じることが多くなりました。
当社は従業員が少ないため、影響はそこまで感じませんが、従業員数の多い税理士事務所や若手スタッフを多く雇用している事務所では、非常に気にされているのではないでしょうか。

税理士業界は特に〇〇ハラスメントが発生しやすい環境と言われていましたが、過去形で語られることが増え、現在ではホワイト化が進んでいる業界だと感じます。

ハラスメントの変化

かつては土日出勤が当たり前、会議中の喫煙(スモハラ)、セクハラ、パワハラ、モラハラなど、あらゆるハラスメントが「普通のこと」として存在していました。
昭和50年生まれの私の世代にとって、これらの状況は当たり前でした。しかし、今ではそれが通用しない時代になっています。
私の世代はハラスメントという言葉が一般的になる前の過渡期を過ごしてきたため、今のハラスメント問題に直面すると戸惑うことが多いです。私たちの先輩世代はさらに厳しい環境で生きてきたため、今の環境がどれだけ改善されているかを実感することも多いです。
麺類を食べる際に音を立ててすすることが他人を不快にさせるとして「ヌーハラ」と呼ばれています。
このような状況は、日本の食文化に馴染んでいる昭和の人間にとっては驚きかもしれませんし、不快な気持ちを与えてるという認識は薄いと思います。
出張や旅行に行く際に特定の人にお土産を買わないことで「お菓子ハラスメント」と認識されてしまうことがあるそうです。それは、単なる嫌がらせではないのかとも思いますが…
また、「もちろんお土産ありますよね?」と迫る行為もハラスメントと見なされるようです。
一番衝撃だったハラスメント!!
チャットやメッセージで文章の終わりに句点「。」を付けることで、威圧感を与えるとして「マルハラ」と呼ぶそうなのです。
そこまで気を遣わなければいけないのでしょうか?

現代のハラスメントとの向き合い方

「そんなことがハラスメントなんてふざけるな!」と言い返せる人もいるかもしれませんが、「これはハラスメントになるのかな?」と行動の一つ一つに不安になる人もいるわけです。まさに、ハラスメントがさらにハラスメントを生む「ハラハラ」です。
些細なことでもすぐにハラスメントとされてしまう現状は問題です。「ハラスメント」という言葉が持つ重さを考え、もう少し気軽に「私はそれが苦手です」「困ります」と言える環境を作るべきあって、対話を通じて理解し合える関係を築くことが何よりも大切なのです。
【著者プロフィール】太田亮児(おおたりょうじ)|合資会社オオタキカク 代表
税理士・会計事務所の営業、マーケティング支援を行う。起業前は東京都内にある税理士法人に勤務してマーケティング業務を専任で手掛けた。2005年にオオタキカクを設立して独立。税理士事務所の個性を活かし各事務所の強みを磨き上げオーダーメイド式でマーケティングの仕組みを作り上げるサポートを行う。2010年に「税理士・会計事務所の儲かるしかけ」を同文館出版より出版し、税理士業界に特化したサービスを展開している。税理士向けの専門紙である税理士新聞(NP通信社発行)への連載記事を手掛けていたこともある。