地域密着型は地域密着型同士でジョイントすると良くなる

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地域密着型で伸ばして行きたい事務所様であれば、同じように地域密着型で事業をされている事業体と、ジョイントすることが出来ると良いです。

すぐにイメージが出来るのは、商工会議所さんや地元の信用金庫、地銀さんなどが思い浮かびます。

でもそれだけではありませんよね。
多くの中小企業がおられるはずです。

その中で「地域密着」「地域の活性化」を願い日々活動をしているという社長さんが、いらっしゃるはずです。

想いでつながる、お金でつながる。

「この地域をもっと盛り上げたい!」「この地域でやって行くぞ!」そういった強い思いを持った方は、似たような思いを持った方とひかれあいます。

想いが近いと共鳴しあうのですね。

そこでジョイントすることを考えてみると良いでしょう。
わかりやすいのはジョイントセミナーが考えられます。

具体的にどういうテーマにするか?というのはジョイントする先にもよりますが、共通のテーマとして「地域活性化」ですとか「地元企業の育成」などとできれば幅が広がります。
想いでつながるとこういう組み方が出来ます。

一方で想いではなく、お金でつながるという方法もあります。
よりビジネスライクになってまいりますが一般的な形であると私は考えます。

「想い」が優先をすると、結局誰も動かなかったり、誰もお金を出さなかったりすると何も動きません。
また「想い」という抽象的なものが介在するので、ちょっと意見が合わなかったりしますと別れてしまいます。
そのようにもろくてはかない側面があるという課題があります。

しっかりとつながることが出来ると強いのですが、とてもファジーなところがあるので扱いが難しいというものが「想い」です。

「想い」でつながった関係は「想い」で壊れます。
逆に「お金」でつながった関係は「お金」で壊れます。

理想的なのは両方でバランスよくつながりあう関係が良い

「想い」だけのつながりはもろく、「お金」だけのつながりも無機質。

理想的なのはこの両方がバランスよく介在する関係が強いです。
バーター(物々交換のようなもの)でやると言いう方法でも上手く行くことがあるかもしれませんが、個人的にはバーターではない方が上手く行きやすいと思います。

理念や考え方を地域密着型の企業体と合わせること(地域活性化という意味で)
そして、必要な資金はきちんとつかうこと
(想いが同じだからといってただで人を動かそうとしないこと)

この二点が大切です。

【著者プロフィール】太田亮児(おおたりょうじ)|合資会社オオタキカク 代表
税理士・会計事務所の営業、マーケティング支援を行う。起業前は東京都内にある税理士法人に勤務してマーケティング業務を専任で手掛けた。2005年にオオタキカクを設立して独立。税理士事務所の個性を活かし各事務所の強みを磨き上げオーダーメイド式でマーケティングの仕組みを作り上げるサポートを行う。2010年に「税理士・会計事務所の儲かるしかけ」を同文館出版より出版し、税理士業界に特化したサービスを展開している。税理士向けの専門紙である税理士新聞(NP通信社発行)への連載記事を手掛けていたこともある。