どう転んでも顧問先が増え難い税理士事務所の例

税理士顧問報酬に悩む
顧問先が増えない。
顧問先が増え難い。

そういう状況にある会計事務所は多くあります。
先生のところはいかがですか?

このブログでも何度かお話していますが、
事務所が対象としている顧客層に合った表現が
されていないケース。

こういうケースが、増えない。
増え難いというケースです。

一体どういうことでしょうか。

3つの分類でお伝えしてみましょう。

1、本当はお付き合いしたくない層の方に向けたアプローチになっている

2、本当はもっと高い報酬にしたいのに安く価格を出している

3、本当は近場が良いのにエリアを広げている


大体この3点です。

お付き合いしたい、お付き合いしたくないの分類は、
考えたことが無いという先生には結構難しいもののように感じられるようです。

「経営者」であれば誰でもOKとか、相続の相談なら何でもOKとされるケースが多いです。

しかし、同じ経営者でも、例えばですが「うちは飲食業が苦手」とか「お医者さんは遠慮している」とか、
「脱税志向がある方はお断りしたい」とか「会計業務を単なる作業ととらえている方はNG]など、
嫌なことってあると思うのですね。

でも、そういう嫌なことが本当はあるのにもかかわらず、
「経営者なら誰でもどうぞ!」とホームページ上などで掲載しているわけです。

そりゃぁ、そういう人もやってきます。
そういう人もやってくるようになるので、「ホームページからの問合せは質が悪い」といった話になるわけ。

続いてみてみましょう

2、本当はもっと高い報酬にしたいのに安く価格を出している

うちの事務所が提供しているサービスはとても品質が良い!
と思っているのにもかかわらず、周りの事務所が設定する価格帯に合わせてしまう。
安ければ問合せがあるからといって安くしてしまう。

そうしたら問合せとなるのは安さに魅力を感じる方ばかりになります。
仕方が無いですね。

3、本当は近場が良いのにエリアを広げている

同一市区町村が理想的。
とお考えなのに、別の都道府県にまでエリアを広げる。
そうすると対象がぐっと増えますので、マーケットも広がる。

結果売上も増える。
これが間違いであるというつもりはありません。
が、そもそも遠方のお客様へのサポートはあまりやりたくない。

と、もしお考えであるのなら、エリアを広げて問合せを増やしても、
上手く行きません。だって、元々嫌なわけですから。

一体何がそうさせるのでしょうか?

素朴な疑問です。

高付加価値で高単価のお客様を増やしたいのに、
格安ブランドを立ち上げようとする。

なぜか?

逆に一定品質の低料金サービスで数を増やして行くという戦略なのに、
なぜか敷居が高いとか。

求めるものと表現していることとがあまりにも異なる。

なぜか?

この問題の本質は、「先生が第三者のアドバイスをそのまま鵜呑みにしすぎてしまう」ことにあります。
または、「他事務所の成功事例に引っ張られすぎてしまう」これも多いです。

世の中には実に様々な税理士・会計事務所が存在します。

例えば3万円の顧問報酬が高くて良いお客様という事務所もありますし、
3万円の顧問報酬は安すぎるのでお断りをする。という事務所もあります。

そんな中で、色々な成功例が全国には散在していて、
事例発表などを行います。

そして、その話を聞かれた先生は、
「うちの事務所もそれをやろう!」となるわけですね。

「高付加価値の仕事で売上アップ!」となればそれをやり、
「低単価で数を増やせ!」となればそれをやる。

どっしりと腰を据えて何かひとつの方針に的を絞って、
その取り組みを実現させる根気強さが必要な時代です。

浮気性はいかんのです。