税理士・会計事務所の「報酬価格決定」の難しさ

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価格決定は本当に難しい。
最近、そのことについて考えさせられます。

先日、ある会計士の先生に連れられて、
銀座に「一流ツアー」へ行ってまいりました。

一流についての世界観を体に取り入れるべく、
お連れ頂いたのです。

色々と連れて行っていただいた中に、
「時計屋さん」がありました。

私、時計などの小物は直ぐになくしてしまう性分で、
普段は時計自体していません。

ノーおしゃれなのですが、銀座の時計屋さんということで、
結構の値が張るものがたくさんあるに違いない。

そう覚悟をしてお店に入りました。

時計ってお高いものだったのですね・・・。

時計自体をしていない私なので、
高級時計というモノが一体いくらくらいのものなのか想像できません。

100万円くらいするのだろうか。
50万円くらいだろうか。

いやぁ、中には300万円とかそういうクラスもあるに違いない。

そぉんな気持ちで時計さんに目をやると・・・

ゴッ!(言葉の効果音)

なんということでしょう!!

は、は、は、8,000,000円!?

一体どうなっておるんや!(東京人の関西弁)
銀座で何がおきとるんや!(東京人の関西弁)

そんな衝撃。
帰りがけにカタログをいただき、後日カタログの中にある料金表を眺めていたら・・・

ガッ!!(言葉の効果音)

き、き、き、90,000,000円!!?

間違いない。通貨は「円」だ。

もうちょっと眺めていたら・・・

お、お、お億円!!!?

といった商品も中にはあり、頭がくらくらになりました。
時計で億越えってどういうことなのでしょう。

ドアマンが居て商談スペースがあって商品は手袋を使って・・・

正直、私には時計の値打ちがわかりません。

もちろん目で見ただけで「凄い!」ということはわかりますが、
何が凄いのか具体的にはわからないのです。

そういうこともあって、私はもっと庶民派感覚での「違い」を見ることにしました。

列挙してみましょう。

1、ドアマンが居てドアを開けて下さる!

2、商談スペースがある、というよりもその空間の方が商品のそれよりも広い!

3、商品を黒い手袋で丁重に扱っておられる!

4、一見さん状態ではなかなか入れない!

5、私のような若僧にも丁寧に接して下さる!

報酬の価格設定ってなんだっけ?

あれ?
報酬の価格決定ってどういうことでしたっけ??

そのような心境になりました。
普通、時計といったら数万円するものでも良いもの。
といった感覚が私にはあります。

それが数十万といったくらいで既に背筋が伸びますし、
数百万となれば、つけずに金庫に隠してしまうであろうと思えてしまいます。

それでは顧問報酬はどうだろうか。

1万円?3万円?5万円?
いや、時計の感覚値で考えたら顧問料数百万円!?
いやそれ以上!?

そんな世界もきっとあるのでしょう。

確かに、事務所に入ったら、
ドアマンが居て「いらっしゃいませ。お待ち申し上げておりました」と言っていただけ、
商談スペースが広々としており、
決算書や報告書は特殊な高級紙を贅沢に用い、それを扱う際は手袋着用。
一見さんは依頼できず、敷居が高い。
でも若僧にもきちんとやさしくして下さる。

・・・そんな状態だったらどうだろうか。
いやいや、もちろんサービスの品質も重要ですから見た目だけ真似てもだめなのですが。

そういう層の方を対象にするのであれば、
そういうおもてなし方ができる状態にならないと、そういう層の方はやってきてくれないのかもしれません。

だって、8,000,000円の時計を買うような方が、
5,000円の時計は身に着けないでしょうから。

だから、良い顧問報酬をお支払いくださる層の経営者を対象とされるのであれば、
ホームページの身なりもしっかりとしなければいけないのです。

からの、ビルドコアの案内でございました。
【著者プロフィール】太田亮児(おおたりょうじ)|合資会社オオタキカク 代表
税理士・会計事務所の営業、マーケティング支援を行う。起業前は東京都内にある税理士法人に勤務してマーケティング業務を専任で手掛けた。2005年にオオタキカクを設立して独立。税理士事務所の個性を活かし各事務所の強みを磨き上げオーダーメイド式でマーケティングの仕組みを作り上げるサポートを行う。2010年に「税理士・会計事務所の儲かるしかけ」を同文館出版より出版し、税理士業界に特化したサービスを展開している。税理士向けの専門紙である税理士新聞(NP通信社発行)への連載記事を手掛けていたこともある。