第44号 一度止めた歯車を再び動かすのは継続よりもはるかに大変

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情報発信や営業活動は継続が大事…
「とにかく継続をして下さい」「継続することが大切です」。私は普段、クライアントである税理士先生方に、そのようなことをお伝えしています。 ダイレクトメールしかり、ブログの更新しかり、ニュースレターやメールマガジンしかりです。
当社でも、このニュースレターやダイレクトメール、ブログ、YouTube、LINEなどいくつかの継続性のある取り組みを行っています。継続性のあるものの特徴はスタート段階の立上げは大変ですが、継続的に実施するのはスタート時よりも少ない労力で取り組むことができるという特徴があることです。
大きな荷物を持つときのようなイメージかもしれません。最初に持ち上げる時の「よっこらしょ!」のときにかかる負担は大きなものですが、一度持ち上げてしまえば移動については比較的負担少な目でいけます。

活動をしていると、一時的に継続をストップしてしまうときも
「継続することが大切です!」普段から先生方にそのようなことをお伝えしている自分がまさか・・・。今年の三月に私自身継続していたものを一時的にストップするといった事態に陥ってしまいました。完全にプライベート上の出来事ではありましたが、今まで継続をしていた情報発信系の取り組みを一時的にストップしたのです。
今までは私も、「多少忙しくても継続をしましょう!」とか、「大変な状況だからこそ継続が大事です!」といったことをお伝えしたりもしていたのですが、私ももう偉そうには言えません。「人間が生きている以上、やむを得なく継続した取り組みを止める必要が出る時もある」のです。ここら辺は、当社の法人としての未熟さも思い知りました。法人であれば、個人のプライベートの事情などは関係なく、継続しているものはしっかりと継続をして行かなければいけないのが正しい姿だと私は考えるからです。
継続していたものを一時的にであってもストップする。そうすると起きる事は初めから分かっていました。それは「何も起きない」ということです。「起きる事」が「何も起きない」ということでありまして、何やら禅問答をしているような感じですが、実は継続をしていた取り組みをストップしてもたいていの場合はしばらくの間何も変わりません。大きな変化が無いのです。大きな変化が無い状態のまま今まで継続的に取り組んでいた労力の部分だけが負担がなくなるので、「あれ?これってストップしてしまってもたいして変わらないんじゃないの?」といった心境に陥ります。これは必ずそうなると私は分かっていました。
変化が出始めるのは3か月後~半年後になってからです。じわりじわりと真綿で首を締めるかのようにして、何かの動きが止まって行きます。それはお問合せの件数かもしれませんし、ホームページのアクセスかもしれません。もっと直接的なところですと新規の契約件数かもしれません。「あれ?以前よりも少し動きが鈍いな」ということを徐々に感じるようになるのです。このように、継続性のある取り組みというのは少し時間をおいて影響が出始めるものなのです。
体や頭が一度楽を覚えてしまうと途端に腰が重くなる
これはもう、本当にお恥ずかしい限りですが、「一時的な休止」を行うことで得られたつかの間の休息に体や頭が慣れてきてしまいますと、もう一度改めて継続性のあるものに取り組むのがかなり大変です。急に腰が重くなってしまい、「ヒッヒッヒ、後回しでも大丈夫だよ」「フッフッフ、もう少し休んでも誰も気にしてないからもう一回休んじゃえよ」などといった、頭の中の怠惰で意地悪な悪魔たちが私に囁きかけてくるわけです。
幸い私は、普段から先生方に「継続しましょう!」と言っている手前、私自身もストップしたままではいられないという思いもありまして、3か月弱の期間で諸々の活動を通常運転に戻すことができました。先生方の事務所でも継続していたものをストップするという事態は起きることだと思います。会計事務所様の場合であれば、「繁忙期」などはまさに一時的なストップの最たるものです。他にも「急な顧客増加」、「担当者の退職」など前向きなものから後ろ向きなものまで、一時的なストップを囁きかける悪魔はいたるところに存在しています。私たちはこの悪魔の囁きに屈することなく、継続すべきを継続して、一時的にストップしたものであれば時を見計らって力強く再開するという術を身に付けなければいけません。繁忙期を終えて7月以降の時期にブログの投稿を再開する事務所様も増えました。そういう事務所様はこの悪魔の囁きに打ち勝ったのだなと思うと、頭が下がります。

合資会社オオタキカク 代表 太田亮児
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