第39号 彼を知り己を知れば百戦殆うからず

tetsujin_vol39
情報の伝達力としては随一
昨年末に思うところあって、Youtubeをスタートしました。Youtubeは2015年~2016年に少しやってみた時期があったのですが、当時はまだ、少し早かったかなといった印象もあり、30本ほどの動画をアップしてそのまま何もしていませんでした。2019年に入り、たまたま目にした動画がお笑いタレントのオリエンタルラジオ、 中田敦彦さんの動画です。私が最初に閲覧したのは「古事記と日本書紀の違い」といった内容の動画でした。これを見て、はっ!と気が付いたのです。ブログや書籍、小冊子といった活字ベースでの伝達手段の数倍も数十倍も、動画の方が伝わるという確かな感触です。思い立ったらもうとまりません。年末年始はほぼYoutubeの研究に費やしました(笑) まだまだ研究中ですが、その一部を皆様にシェアさせていただきます。ブログやFacebookの時と似た変化を感じています。

「学び方」のルールが根底から覆る
私は何かのジャンルに対して「勉強しよう!」と思ったら、まず書店に足を運ぶという習性を持った生き物です。活字を通して学ぶくせがついていて、関連書籍も4~5冊をチョイスして一気に学び進めます。 しかし、今回は違いました。古事記と日本書紀の違いについて教えてくれた中田敦彦さんの動画に影響され、「この伝える力を身に付けたい」と思った私は、まずiPhoneで録画が可能なのだろうか?というところから疑問に思いました。以前録画したものは、顔出しをしていませんでしたので、多くのYoutuberさんがやっているような自撮りの方法がよく分からなかったのです。そこで思ったのが、「Youtubeでやり方とかを公開している人っていないかな」です。少しニッチ過ぎるかなとか、流石にそんなに細かいことを動画で流しているような人もいないだろう。と思っていたのですが、これがビックリ。関連動画がわんさか現れたのです。

これは凄い。ということでiPhoneを駆使して撮影を開始。すると次の課題が出てきます。「撮影機材ってみんな、何を使っているのだろうか?」という疑問です。まぁこういうのは言ってみればノウハウなわけですから、なかなか公開するようなことはしないだろう・・・。そう思ったのですが、これまた期待が裏切られました。関連動画満載だったわけです。しかも動画で解説し、概要欄といって動画の説明をする部分にはその機材が直ぐに購入できるようなAmazonへの直接リンク!(笑)すげぇ商売のしかたするじゃん。といった気持ちになりましたが、ちょっと欲しくなってしまった私は、素直にその方が勧める機材を一式購入していました。
Youtubeに対する興味関心が急速に高まっています。
昨年あたりから、関与先の事務所様でも、Youtubeに対する関心が高まってきていて、「Youtubeどうだろうか?」といったお話をいただくことが増えました。以前から少しかじってはいたのですが、その時は今ほどの変化を感じていませんでした。2020年かあるいはまだ数年かかるかは分かりませんが、Youtube(動画で情報を発信する行為)というものは、以前のブログやFacebookといった波の動きに似 フォローた形で、税理士業界にも浸透してくるでしょう。ただ、 Youtubeには難しさというか、高いハードルがあるのも事実です。特に顔を出して動画として公開するのは、かなり心理的なハードルがあります。ホームページで写真をアッ プしていて、Facebookも実名で利用しているのにも関わらず、なぜか動画には抵抗があるのです。さて、2020年以降会計業界はどのような変化が起きるのでしょうか。

合資会社オオタキカク 代表 太田亮児
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