税理士事務所の営業戦略が変わる3つの要素!|成功事例をそのまま真似しないで

こんにちは。オオタキカクの太田です。
今回は「税理士事務所の営業戦略が変わる3つの要素」というテーマでお話をさせていただきます。

税理士事務所の営業戦略変革の3つの要素

① 規模 ② 地域 ③ 客層
これら三つの要素が、税理士事務所の戦略を構築する際の営業の鍵となります。
同業種=同じ営業戦略は大きな間違いです。
税理士事務所それぞれの特徴があり、規模感も地域もそして顧客層も異なるため、全ての税理士事務所に同じ営業戦略が適応できるわけではありません。

ランチェスターの戦略から学ぶ

同じ規模でも地域によって事務所の認識が違いますので、同じ「規模」という言葉でも、その解釈は地域性によって大きく左右されます。
ランチェスターの戦略によれば、大手事務所は強者の戦略を、それ以外の大多数の事務所(大手以外)は弱者の戦略を採用しなければいけないといわれています。世間に出回っている多くの成功事例が大手の戦略に基づいて作られているため、それぞれに合った戦略を参考にする必要があります。
同じように、地域によって客層も異なります。客層が異なれば顧問報酬の単価も変える必要があるのです。

成功事例を参考にする際には、ご自分の事務所の規模、地域性、顧客層という3つの要素を明確に把握し、その事務所に最適な営業戦略を見つけ出すことが重要になります。
【著者プロフィール】太田亮児(おおたりょうじ)|合資会社オオタキカク 代表
税理士・会計事務所の営業、マーケティング支援を行う。起業前は東京都内にある税理士法人に勤務してマーケティング業務を専任で手掛けた。2005年にオオタキカクを設立して独立。税理士事務所の個性を活かし各事務所の強みを磨き上げオーダーメイド式でマーケティングの仕組みを作り上げるサポートを行う。2010年に「税理士・会計事務所の儲かるしかけ」を同文館出版より出版し、税理士業界に特化したサービスを展開している。税理士向けの専門紙である税理士新聞(NP通信社発行)への連載記事を手掛けていたこともある。