税理士新聞_第1474号_2月5日号掲載

20150505-1
【先生】
太田さん実は今、コンサルティング会社に
リスティング広告の管理運用を頼んでいます。
毎月30万円かけて宣伝をしているのですが、
無駄なクリックが多いようで
お金ばかりかかっているような感じです。
でもどうすれば良いのか分からないですし、
業者さんに聞いても「問題ありません」と言われてしまいます。
担当者がいますから話を聞いてもらっても良いですか?

【太田】
構いませんよ。
でも先生、30万円も毎月かけていらしたのですね。
もっと早くご相談下さればよかったのに。
まずはデータを拝見してみませんと何とも言えませんが、
業者さんに依頼されているということは、
広告費をかければかけるほど手数料が引かれる仕組みになっているものと思います。
こちらもある程度の知識を持って取り組みませんと、
完全にブラックボックスになってしまいますから気を付けなければいけません。

【担当】
・・・こちらが管理画面です。
このキーワードのアクセスが物凄く多いのですが、
うちの事務所が求めている客層に的確にアプローチできているかというと、
このキーワードとはちょっと違うのではないかと思うのです。
本当は別のキーワードでたくさん出したいのですが、
それを業者さんに頼んでも色々と言われて対応してもらえないのです・・・。

リスティング広告の重要ポイントをお話しいたしました。

本連載は税理士新聞本紙にて毎月5日掲載中です。(2015年2月現在)

【著者プロフィール】太田亮児(おおたりょうじ)|合資会社オオタキカク 代表
税理士・会計事務所の営業、マーケティング支援を行う。起業前は東京都内にある税理士法人に勤務してマーケティング業務を専任で手掛けた。2005年にオオタキカクを設立して独立。税理士事務所の個性を活かし各事務所の強みを磨き上げオーダーメイド式でマーケティングの仕組みを作り上げるサポートを行う。2010年に「税理士・会計事務所の儲かるしかけ」を同文館出版より出版し、税理士業界に特化したサービスを展開している。税理士向けの専門紙である税理士新聞(NP通信社発行)への連載記事を手掛けていたこともある。