税理士新聞_第1450号_6月5日号掲載

20150505-1
【税理士先生】
この間、事務所でセミナーを開催したのですが、
来ていただいた方は関与先の方ばかりで、
新規の方は誰も居ませんでした。
セミナーをやって顧問先を増やしているという成功事例を
耳にしたのでやってもたのですが、全然ダメですね。

【太田】
なるほど先生。ただ、セミナーがダメだったというのは
少し結論が早すぎるかと思います。

今回先生のところで開催したセミナーは、
どのようなテーマで何を目的としたものだったのでしょうか。
それと、セミナーの開催案内はどのようにされましたか。

目的によってテーマやご案内する内容も一工夫必要です。
まずは今回の状況をお聞かせください。

【税理士先生】
テーマは関与先にも聞いてもらえるように消費税のことについてとしました。
目的は新規開拓のためだったのですが。
開催の案内は基本的に既存のお客様に手渡しで案内をお渡しした程度で、他は何もやっていません。

そういえば新設法人向けにDMを毎月出していましたが、
今回のセミナーについては特に告知をしませんでした。
同封した方が良かったでしょうか。

本連載は税理士新聞本紙にて毎月5日掲載中です。(2014年6月現在)

【著者プロフィール】太田亮児(おおたりょうじ)|合資会社オオタキカク 代表
税理士・会計事務所の営業、マーケティング支援を行う。起業前は東京都内にある税理士法人に勤務してマーケティング業務を専任で手掛けた。2005年にオオタキカクを設立して独立。税理士事務所の個性を活かし各事務所の強みを磨き上げオーダーメイド式でマーケティングの仕組みを作り上げるサポートを行う。2010年に「税理士・会計事務所の儲かるしかけ」を同文館出版より出版し、税理士業界に特化したサービスを展開している。税理士向けの専門紙である税理士新聞(NP通信社発行)への連載記事を手掛けていたこともある。