「当事務所にとっての営業とはこういうことである」
という定義づけをしてみることをお勧めしたいところなのですが、
ここがまたなかなかに難しい。
例えば、
「ブログを更新しよう」とか「Facebookを更新しよう」といったものがあったとき、
その取り組みが営業として考えるのには少しずれているといったことがあるのです。
ブログを更新しても、Facebookを更新してもあまり意味を成さないケースもあります。
つまり、営業活動になっていないというケースです。
マーケティングの一手法を抜き出してそれに取り組んだとしてもあまり意味はありません。
「ホームページを作る」というのも、もちろんひとつの取り組みですが、
それが営業であるとはいえません。
「飛込みをする」とか「ポスティングをする」といったものにしても、
アクションプランのひとつではあるものの、それだけでは成果は出ないでしょう。
もっと先に考えるべきことがあります。
それはどういうお客様と関与をスタートしたいか、ご契約したいかというイメージの構築です。
私は「企画」と呼んでいます。
更に、3年後、5年後事務所をどうしたいのか。
中長期の事務所の方向性、方針を定めることです。
今事務所が本当に必要なことは営業なのか。
ひょっとしたら所内体制の整備かもしれません。
報酬体系の見直しかもしれません。
サービスの整理整頓かもしれません。
よく考えないと、
営業に力を入れてしまったがために、
事務所の中心軸がずれるといった自体が生じることがあるのです。
ただ、なんとなく、営業をしなきゃ。
といった考えでスタートすべきではない。
かもしれません。