さて、税理士・会計事務所はこの明日見世から何を学ぶことが出来るでしょうか?「税理士業務は知識を売る仕事だから明日見世なんて関係ないよ」と考えるのか、「税理士事務所であればどのように応用できるだろうか?」と考えるのか。それは先生次第です。
私であればこう考えます。「販促ツールは全て見直しが必要」ということです。ダイレクトメールであればホームページへの誘導だけではなく、お問合せフォーム、代表挨拶、商品案内、料金案内など適材適所でQRコードを使うことが出来そうです。ダイレクトメールだけではありません。名刺やチラシ、封筒なども検討しても良いかもしれません。当社も次に印刷する名刺や封筒にはQRコードを入れる予定です。
応接室でちょっとの時間待っているお客様にQRコードを読んでいただき、事務所の紹介動画を視聴いただいてみてはどうでしょうか?応接室での待ち時間は微妙に手持無沙汰になるものです。そんな時、「このQRコードを読み込んでください!」とオファーがあったらどうでしょうか。ちょっと見てみるか。となるかもしれません。
さらに、もう少し踏み込んでみましょう。例えば、相続で提携している司法書士事務所さんがあったとします。お客様の中には相続税について困っている方もいらっしゃるはずです。よくあるのがそのような方にチラシを配ってもらうとかパンフレットを渡していただくとかそういうことが考えられます。ここを少し柔軟に考えてみましょう。動画です。「相続税について」とか「相続税がかかるかかからないかの見極め方」とか「ご兄弟間でもめない相続にするための3つのポイント」とか。そういった短めの解説動画を作り、QRコードで読んでいただいて、その場で確認していただく。
相続税がかからないとか、そのような問題が起きないような方であればそれはそれで解決ですし、もしその問題に該当するような方であれば、「今すぐ連絡ください」で良いですよね。とても自然です。
このようにアイデア次第で色々なことが考えられそうです。今後もQRコードの活用方法は深堀できそうな予感がしています。