税理士事務所への問合せ電話応対共有化について

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税理士事務所はサービス業です。
ということが言われ始めて随分と経ちますが、
年々その考えは浸透していることを実感します。

接客応対や電話のマナー研修など、
力を入れている事務所様も増えました。

とても素晴らしいことであると思います。

このような時代の流れがありますが、
中には「人によって電話応対が随分と良くない」
ということが未だにあることも事実です。

これは、対応をする人によってきちんとできているできていないが大きく分かれ、
良いときは良いのですが、そうでないときは相手に不快感すら与えてしまう。

そういったことがあるということであります。
(無論、これは税理士・会計業界に限ったことでもありませんが・・・)
先生方の事務所では「電話応対」の重要性をどこら辺に置いていますでしょうか?

そんなの新人の仕事だから適当に出て用件聞いておけばOKでしょう!

なのか、

顧客対応の要となる重要な業務だから真剣に取り組もう!<

なのか。
まず、この時点で随分と違いが出ることが分かっていただけると思います。

ここの位置づけによって、マニュアルがあってもなくても、
研修を受けても受けなくても、出てくる結果が変ります。

言うまでもなく、後者の方が良い応対となることが想像できますよね。

しかし、応対が上手に出来ていない、ムラがある事務所様の場合は、
位置づけ自体が高くなく、電話応対は付随業務と申しますか、
あまり重要度が高く設定されていないものであったりするのです。
経営計画となると少し大げさになるかもしれませんが、
「電話応対を完璧にこなす!」というのは事務所の目標として
全社で宣言するということはやっても良いでしょう。

それができていれば、電話応対をしっかりとすること自体が共有化されやすくなります。

この方針があってはじめて、個別のノウハウ(電話応対のコツやポイントなど)が活かされます。
まずは、「電話応対は大切!」という認識を全体で持つことです。

電話応対の重要性をきちんと理解されており、
所内でもそれが共有化されている事務所様は、一本電話をするだけですぐに分かります。

是非、素晴らしい対応をする事務所だ!
とお客様に伝わるような応対が出来るようになってください。
【著者プロフィール】太田亮児(おおたりょうじ)|合資会社オオタキカク 代表
税理士・会計事務所の営業、マーケティング支援を行う。起業前は東京都内にある税理士法人に勤務してマーケティング業務を専任で手掛けた。2005年にオオタキカクを設立して独立。税理士事務所の個性を活かし各事務所の強みを磨き上げオーダーメイド式でマーケティングの仕組みを作り上げるサポートを行う。2010年に「税理士・会計事務所の儲かるしかけ」を同文館出版より出版し、税理士業界に特化したサービスを展開している。税理士向けの専門紙である税理士新聞(NP通信社発行)への連載記事を手掛けていたこともある。