税理士事務所の営業マーケティング推進に活路を

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税理士事務所にも営業が必要。
マーケティングが必要。

多くの税理士先生はその意識をお持ちです。

しかし、なかなか着手できない。
必要性を感じていながらも出来ないのです。

それはそうです。

優先順位が低いから仕方が無いのです。

低い、というと語弊がありますが、
「税務」「会計」のお仕事よりも低い。
と、そういう意味です。

継続すること。ただそれだけが営業成果を出す秘訣。

本当にシンプルにまとめてしまうと「継続すること」なのです。

ブログの更新、新設法人向けDM、メルマガ、事務所通信等々。

「これだ」と思ったことをただひたすらに継続し、なおかつ改善・アレンジを続けること。
そうすれば拡大は自然と出来るようになります。

しかし、「自動的に」「テンプレートで」継続をしてもダメです。

たとえば、どこかで購入した事務所通信の名前のところだけ変えて配信するとか、
テンプレートメルマガをそのまま配信とか。

そういうのは「力が蓄えられる継続」ではありません。(取組み事態は否定しませんが)

ここら辺の線引きはなかなか難しいものがありますが、
やはり「考え」なければいけません。

「ここはもっと改善できないか」「これを変えたらどうだろうか」「次は試しにこれをやってみようか」などなど、
色々と創意工夫をしてちょっとずつ正解に近付いて行く。

これに勝るマーケティングはありません。
そして、そういう努力を積み重ねて形になった手法は、
容易にパクラレ、模倣されたり等はされません。

模倣したくても出来ないからです。

わかっていても継続できない

「やろう!」と決めてもなかなか継続できないものです。
ブログを週一本書く!と決めても1ヵ月後には・・・。

毎日腕立て伏せ30回!
と決めても3日後には・・・。と似ていますね。

よくわかります。

毎日歯を磨く。などはどうでしょうか。
継続できていますね。どうしてでしょうね。

新聞に目を通す。はどうでしょうか。

メールチェックをするは。

読書をする先生なら月一冊本を本を読むとか。

できそうですね。

でも、ブログを書くとか、DMを毎月発送するとか。
そういうのは大体途中で止まりますね。

これ、継続出来るレベルにまで細分化すれば良いわけです。
たとえば、毎日2冊本を読む。などはできませんよね。
ハードすぎます。

それと同じで、
毎週3本所長ブログを更新する。なんてハードすぎるのです。
だから継続が出来ない。

もっとソフトでよいのです。
毎月3本更新するとか。1本だって良いのです。
年間12本、10年で120本です。

DMだって少数でも良いのです。
一度に3000部とかやるからハードなのです。
毎月300通で良いのです。

12ヶ月で3600通です。10年で36,000通です。
短期間でどかっとやって成果を求めないことです。

たとえば、腕立て伏せを1日で5,000回やったら、
筋肉ムキムキになるかといったら、たぶんならないでしょう。

そういうことです。
【著者プロフィール】太田亮児(おおたりょうじ)|合資会社オオタキカク 代表
税理士・会計事務所の営業、マーケティング支援を行う。起業前は東京都内にある税理士法人に勤務してマーケティング業務を専任で手掛けた。2005年にオオタキカクを設立して独立。税理士事務所の個性を活かし各事務所の強みを磨き上げオーダーメイド式でマーケティングの仕組みを作り上げるサポートを行う。2010年に「税理士・会計事務所の儲かるしかけ」を同文館出版より出版し、税理士業界に特化したサービスを展開している。税理士向けの専門紙である税理士新聞(NP通信社発行)への連載記事を手掛けていたこともある。