代表挨拶

税理士・会計事務所の皆様へ 代表 太田亮児からのメッセージ

合資会社オオタキカク代表 太田亮児
「税理士・会計事務所はかっこいい」
最近この言葉が良く頭の中に浮かぶようになりました。

私は自社のミッションをことあるごとに考えます。

一体私は何をやりたいのか。
どのような価値を提供したいのか。

今までも言葉を変え表現を工夫して色々なことをお伝えしてきました。
しかし、どれもしっくりとこない申しますか、ピタッと来ていなかったような気がしています。

「言葉が上滑りしている状態」

とでも申しましょうか。
言っている事とやっている事との整合性が微妙に取れていない。
そのような感覚がしばらくの間あったように感じています。

私は悩むと原点に立ち戻る習性があるようで、
自社のミッションを考える今回も原点に立ち戻りました。

そうだ。
私は「税理士・会計事務所をかっこいい」と感じていたのだ。
これをはっきりと思い出したのです。
2000年に大学を卒業しそのまま就職をした会社が、
税理士事務所様向けに会計ソフトを開発、販売している会社でした。

当時私が配属となった部署は、その会計ソフトを全国の会計事務所に対し、
導入していただき、中小企業に使っていただくためのサポートを行う部署でした。

名刺の肩書は「会計事務所経営コンサルティング事業部」といったもの。

社会人になりたての私は「こんさるてぃんぐ」の意味も分からず、
上司に言われるまま、税理士・会計事務所の代表であられる、
税理士先生や会計士の先生とアポイントをいただき、
「ひありんぐ」をさせて頂くといった所から仕事を始めて行きました。

当時、上司から提供された「ヒアリングシート」を手に、
これを順番に聞いてくること。

これを使命に事務所に訪問し先生方のお時間をいただき、
ヒアリングと言うものを行ったものです。
とある事務所様での出来事。
一生懸命「ヒアリングシート」を手に「ひありんぐ」を進めていました。

しばらく進めていましたら、
その先生がこうおっしゃったのです。

「太田さん、それじゃぁまるで尋問じゃないか!!」

思いきり怒鳴られてしまいました。

「ヒアリングって言ってもその紙を読んでいるだけだろう!」

「そもそもコンサルティングって、うちの事務所の何をコンサルするんだ!?」

???
正直、私はその時、何でこの先生はこんなにお怒りなのかが、
理解できず、目を丸々と見開いて息をのみました。

理由は分からなかったものの、
私は今まで、先生方にとても失礼なことをしてしまっていた。
それだけは分かりました。

そして、正直にその先生に申し上げました。

「先生、本当に申し訳ありません。でも、私も入ったばかりで、
上司から言われたとおりに進めてしまっていて、今先生からおしかりを受けたことの意味が、
実はきちんと理解できていません。

何がいけなかったのか、教えていただくことはできませんでしょうか。
それを聞くこと自体がおかしなことだとも思うのですが、
私は今ここでそれを理解できなければ、また同じ過ちを繰り返してしまいそうです」

すると、その先生。

「だよな」

と満面の笑み。
「まぁ、怒鳴っちゃってすまなかったね」
といって、私の仕事の進め方や、私に求められている役割を、
ひとつひとつ丁寧に教えてくださったのです。

恥ずかしながら、そのようにしてお客様に叱られながら、
社会人としての学びを得てまいりました。
このときの出来事があってから私は気持ちを切り替えました。
私はもっと税理士先生や会計事務所様のことを知らなければいけない。
もっと話をたくさん聞かなければいけない。

そもそも私にできることなどたかが知れているので、
「出来ること探し」からはじめなければいけませんでした。

「出来ること探し」を進めている中で色々なことを学びました。

まず、
主役は私ではないということ。(当たり前なのですが、当時は分かっていませんでした)
事務所ごとに「私がお手伝い出来ること」が異なるということ。
標準化されたもので良いときとそうでない時があること。
先生方の仕事に対する価値観には違いがあること。

そういったことを徐々に体に入れて行きます。
会計ソフトを扱っていましたので、
会計事務所様に訪問するだけでなく、
顧問先企業様へ訪問させていただくような機会もいただけました。

多くの会社の社長様は先生方の来社を心待ちにしていらして、
難しそうな話をされていました。

先生が席をはずしていらっしゃるときは、
社長様から先生の凄さや事務所への感謝を口にされます。

「うちも色々大変だったんだけど、先生に見てもらうようになってから良くなってきた」
「担当の〇〇さんが凄く良くやってくれていてね」
「あの先生、銀行さんに顔がきくんだよね」

かっこいい。

会社の社長さんや幹部の方が信頼していらっしゃる。
数名から数十名の規模の会社の代表者である方が先生方を信頼し、
それに応えるという姿が私には物凄いかっこいいものとして映りました。
税理士法が改正され、広告規制が撤廃されました。
先見性のある経営者の元で、東京で税理士法人を立ち上げるミッションが持ち上がりました。

マーケティングの資質ありと認められたのでしょうか、
私はそのミッションにおけるマーケティング活動を担当するよう使命を受けました。

3年間で1500件の見込案件の発掘。
300件の新規顧客拡大の流れを目の当たりにしました。

この実績を元にして、今度はその拡大ノウハウを、
同業である税理士・会計事務所にご提供して行くという取り組みが始まります。
しばらくの間、私は構築したマーケティングのノウハウをパッケージにするため、
標準的に単純化し均質化するというコンセプトで商品化を進めました。

しかし、徐々に私の中でひとつの疑問を感じるようになりました。

全ての税理士・会計事務所には「個性」があります。
「独自性」があります。

その中で同じノウハウを同じように展開して行くこと。
そのことに対して違和感を感じるようになってしまったのです。
私が社会人になりたてのころに抱いた原始体験が蘇ってきたのです。

「事務所ごとにやり方を変えたい」
「事務所ごとに強みとなるものは異なる」

だから、提供する自社のノウハウをアレンジしたい。
そのようなことを考えるようになってしまいました。

私はその取り組みを社内で稟議にかけ社内ベンチャーの希望を出しました。
そのプランは一時は採用されました。

しかし、私の社内営業不足が原因で結局そのプランはスタート前にとん挫。
私はそのプランの実行をサラリーマンのまま手掛けることを断念しました。
色々と想いはありましたが、「本当にやりたいなら自分でやれば良い」
という気持ちがどこかにあったのかもしれません。

もともと独立心も旺盛でしたし、
どうせなら自分でやってみようかな。

といった気持ちが強くなり、
同社を退職し独立に至った次第です。
今から10年前の話です。
世の中にはかっこいい会計事務所がたくさん存在しています。
しかし、この不況下で先生や事務所の皆様から自信が失われているように感じます。
さらに良くないことに「凄い仕事をされている」というご自覚がなく、

「大した仕事ではない」とか、
「作業だから誰でもできる」とか「安い仕事だから」などと、
先生ご自身がおっしゃられたりするようになりました。

私はそれが残念でたまりません。

中小企業経営者が日ごろから頼りにしている外部協力者。
唯一の存在が税理士先生であり会計事務所の方です。
そのような存在である方々が「かっこよくない」訳が無いのです。

多くの事務所様はこの「かっこよさ」を封じ込めてしまい、
あるいは全く表現することなく時を過ごします。

事務所様にご自覚が無いのでお客様にも全く伝わっていません。
だから、単純な料金比較でのみしか、税理士・会計事務所を選ぶことができない。
そのような環境が出来てしまいました。

安値合戦が長引く中で、
中小企業経営者の意識も段々と変わりつつあるように感じます。

私が社会人になりたての頃に感じられた税理士・会計事務所に対する
企業経営者からの尊敬の念は、サービス業と言うフィルターを通って、
「出来るだけ安くお願いしたい」「気軽に必要最低限のものを依頼したい」
といったソフトでイージーなものになっている傾向があるようにも感じます。

私はその環境を変えたい。

料金だけの選択基準で企業の中枢を担う財務・会計に関する
唯一のパートナーを決めてほしくない。

そんな意識で会社が良くなるわけがない。

税理士・会計事務所が行う仕事のかっこよさを、
より多くの中小企業経営者あるいは個人の方に広めてお伝えしたい。
そうすることで、中小企業経営者に税理士・会計事務所の価値をもっと認識してほしい。

その結果、中小企業の業績はもっと伸びるはずだと私は考えます。
企業経営者が自社に合った良い税理士・会計事務所と巡り合うことが出来ることで、
会社はもっとよくなる。

そして日本も、もっと良くなるはずだと私は考えるのです。
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