目次
- 1. SNS広告は税理士事務所の強力な営業武器
- 2. SNS広告の基本と活用のメリット
- 3. 媒体別の活用ポイントと利用者属性
- 4. 成果を出すためのテストマーケティングのすすめ
- 5. まとめ:SNS広告を情報発信力として最大化
更新日: 2025年7月8日
1. SNS広告は税理士事務所の強力な営業武器
税理士事務所にとって、SNS広告は「新たな媒体活用による告知手段」として注目されています。SNS広告を使うことで、今までにリーチができなかった層の人達に、情報を届けることが可能になります。媒体ごとにターゲット層や広告表現を最適化し、テストマーケティングを行うことで独自の集客活動を形作ることができます。

2. SNS広告の基本と活用のメリット
SNS広告とは、FacebookやInstagram、YouTube、LINEなどのSNSプラットフォームで配信できる広告のことです。税理士事務所での運用例は時々見かける程度ではないかと感じておりますが、時々は見かけます。王道パターンのようなものが確立されているわけではないので、どの事務所も手探り、テストの要素が強いのではないかと感じます。
SNS広告のメリットは以下の通りです。
・事務所自身の情報を「見込み顧問先」に直接届けられる
・費用のコントロールを自社で行いながら、自社ブランディングが可能
・出稿する広告も自社でコントロールができる
SNS広告のメリットは以下の通りです。
・事務所自身の情報を「見込み顧問先」に直接届けられる
・費用のコントロールを自社で行いながら、自社ブランディングが可能
・出稿する広告も自社でコントロールができる

3. 媒体別の活用ポイントと利用者属性
SNS広告は「媒体の特性」を理解することが重要です。主な媒体と特性を見ていきましょう。
Facebook
実名での運用であるため、30代以上の経営者層が多く、ビジネス系の情報が受け入れられやすい媒体。リアルなつながりが多い先生には適しています。
Instagram
Facebookよりも少し若くなる。女性ユーザーがメインとされていたが、現在は、日本においては男性が42.3%、女性が54.8%と言われています。求人向けの情報発信に適している。
Twitter
情報収集・拡散性が高く、リアルタイムな話題性にも強い媒体。共感される内容や、速報性の高い情報を出すと効果的です。匿名性が強いことがデメリットになることも。
YouTube
動画で事務所の人柄やノウハウを直接伝えられるので、信頼関係の構築に最適。短い動画でも「雰囲気」が伝わります。
LINE・その他
「親密度を高める」コミュニケーション向き。事務所通信やセミナー案内に活用できますが、一方通行の告知だけでは効果が薄いので、やり取りできる仕組みを工夫すると良いでしょう。
実名での運用であるため、30代以上の経営者層が多く、ビジネス系の情報が受け入れられやすい媒体。リアルなつながりが多い先生には適しています。
Facebookよりも少し若くなる。女性ユーザーがメインとされていたが、現在は、日本においては男性が42.3%、女性が54.8%と言われています。求人向けの情報発信に適している。
情報収集・拡散性が高く、リアルタイムな話題性にも強い媒体。共感される内容や、速報性の高い情報を出すと効果的です。匿名性が強いことがデメリットになることも。
YouTube
動画で事務所の人柄やノウハウを直接伝えられるので、信頼関係の構築に最適。短い動画でも「雰囲気」が伝わります。
LINE・その他
「親密度を高める」コミュニケーション向き。事務所通信やセミナー案内に活用できますが、一方通行の告知だけでは効果が薄いので、やり取りできる仕組みを工夫すると良いでしょう。

4. 成果を出すためのテストマーケティングのすすめ
SNS広告は媒体ごとに主要属性が異なります。大事なのは「いきなり大きな予算を投じるのではなく、小額からテストを重ねる」ことです。
具体的には、以下のような流れで進めるのがおすすめです。
小額の広告予算を設定(数千円~3万円程度からスタート)
✔クリック率・反応率・問合せ数を定期的に確認
✔反応が良かった広告文・画像・動画のパターンを把握
✔改善ポイントを見つけて、広告内容をブラッシュアップ
小さなPDCAサイクルを繰り返すことで、無駄な出費を避けながら「勝てる広告」を育てていけます。
また、いきなり、税務顧問の案内ではハードルが高すぎるため、セミナーの案内や小冊子の案内など、ステップを踏ませるような告知ができると良いのではないでしょうか。
具体的には、以下のような流れで進めるのがおすすめです。
小額の広告予算を設定(数千円~3万円程度からスタート)
✔クリック率・反応率・問合せ数を定期的に確認
✔反応が良かった広告文・画像・動画のパターンを把握
✔改善ポイントを見つけて、広告内容をブラッシュアップ
小さなPDCAサイクルを繰り返すことで、無駄な出費を避けながら「勝てる広告」を育てていけます。
また、いきなり、税務顧問の案内ではハードルが高すぎるため、セミナーの案内や小冊子の案内など、ステップを踏ませるような告知ができると良いのではないでしょうか。

5. まとめ:SNS広告を情報発信力として最大化
税理士事務所が「選ばれる事務所」として成長するためには、これから(現在の10代~20代、30代)への若い方々に向けた自社の情報発信力が不可欠です。SNS広告は、事務所の特色や考え方をダイレクトに届けることができます。
大切なのは「利用者にとって有益であること」です。情報発信の価値を高めながら、SNS広告を味方につけて、理想の顧問先と出会う第一歩を踏み出しましょう。
大切なのは「利用者にとって有益であること」です。情報発信の価値を高めながら、SNS広告を味方につけて、理想の顧問先と出会う第一歩を踏み出しましょう。
【著者プロフィール】太田亮児(おおたりょうじ)|合資会社オオタキカク 代表
税理士・会計事務所の営業、マーケティング支援を行う。起業前は東京都内にある税理士法人に勤務してマーケティング業務を専任で手掛けた。2005年にオオタキカクを設立して独立。税理士事務所の個性を活かし各事務所の強みを磨き上げオーダーメイド式でマーケティングの仕組みを作り上げるサポートを行う。2010年に「税理士・会計事務所の儲かるしかけ」を同文館出版より出版し、税理士業界に特化したサービスを展開している。税理士向けの専門紙である税理士新聞(NP通信社発行)への連載記事を手掛けていたこともある。