第24号 漠然とした不安は、立ち止まらないことで払拭される。

顧問先拡大企画_鉄人_第24号
今回は「集中」「格言」と検索をしたら上位にヒットした格言です。
一番上に羽生名人の格言一覧が出てきました。
さすがは名人!

どのお言葉もずっしりと響く重みのある言葉です。中でも今回の言葉は私自身に強く響きました。

その場で立ち止まって呆然と立ち尽くす。コレが一番いけません。

立ち止まるとドンドンとマイナス方向に侵食されて行く感覚。
創業期によく経験しました。(苦笑)

 税理士・会計事務所の営業支援を行っておりますと、日々決断の連続です。

ここで申し上げる決断と言うのは私がするのではなく、先生方が行う決断です。
DMを出す、セミナーをやる、インターネットで広告をする、ホームページを作る、小冊子を書く、メールマガジンを配信する。全て決断の連続です。

当社も10期目に入り、ご相談をさせていただいた税理士先生は延べ200名に迫ろうとしています。
相談の内容は様々ですが、その多くは「自分の事務所は今何をすべきか」といった内容がほとんどです。


200名近くのご相談、60事務所を越えるサポートを実施しておりますと、30分~1時間ほども事務所様の状況を伺えば、大抵は今何をすべきか、何が一番効率的、効果的な取り組みとなるかが私には分かりますので、アドバイスを申し上げます。
しかし残念なことに実践する先生はごく少数です。とはいえ、そのこと自体は決しておかしなことではありません。
業界の事情と申しますか、特性のようなもので、積極的な広告宣伝は敬遠される業界ですから、「良いことを聞いた」しかし「でもなぁ~」となってしまうのが普通なのかもしれません。

今から8年ほど前。私はある先生から無料相談の依頼を受けました。当時その先生は顧問先拡大の必要性を強く感じておられました。色々とお話を伺ったのですが、その先生はホームページをお持ちでいらっしゃいませんでした。
 『先生、これからはホームページくらいは無いと拡大どころの騒ぎではありませんよ?』
とその時私は申し上げました。

当時はまだホームページが無くても「紹介を得ることが出来た時代」でした。
そのためその先生は私に『ホームページは早いからまだもう少し様子を見てから考えるよ』と言いました。 私は将来的な展開を見越して、ホームページの制作と運用を強くお勧めしたのですが、先生は何故か頑なにホームページは様子見したいということを申され、私も無理強いはしたくありませんでしたのでそれ以上は何も申し上げませんでした。

ご相談を頂いてから8年後。つい最近の出来事です。
ひょんなことこがきっかけでその先生からまた相談に乗ってくれないかとの御申し出を受けました。

何か動きがあったのかな、と思い先生の事務所へ。勿論事務所へ伺うために調べるのは検索エンジンです。
しかし、調べても調べても先生のホームページが見当たらない・・・。これはひょっとしたらひょっとして。まさか・・・。

なんと先生は「8年間もちょっと様子を見てしまっていた」のです!

この期間の機会損失がどれほどのものか、想像したくもありません。結局、せっかくの再会と再相談ではありましたが、8年前と同じ「様子を見ます」とのことでお別れしました。
8年ともなると極端ですが、このことは私たちの身近にもあることです。

「ちょっと様子を見ること」のリスクは結構大きいものです。それが数ヶ月か数年かわかりませんが、機会を逸してしまうことで得られなかったモノは大きい。
「一旦保留」というのは安易で楽ですが危険です。考えさせられました。

 合資会社オオタキカク 代表 太田亮児