会計事務所も新技術に対して目を光らせよう

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クラウド。

この概念が会計業界にも広がりつつあります。

昔は事務所内で会計システムの構築を行うのに数百万円。
事務所の規模によっては1000万円を越えるほどの、
大掛かりな投資が必要でした。

でかいサーバーを入れてネットワークを構築して・・・
そういう時代でした。

パソコンだって高かったですし、
ソフトも重かったですから会計ソフトを動かす用の専用機として、
パソコンを使っていたというような時代です。

インターネットは併用できませんとか(笑)→今となってはですが。

私が社会人になりたての頃は電子メールを使うといったことも、
まだ浸透していませんでしたので、昨今の技術革新は凄いですね。
若手の税理士先生であれば「クラウド」についてはすんなり頭に入ってこられると思いますし、
直ぐに取り入れて実務に活かすといったことができるでしょう。

しかし、長年、会計専用機とその環境に慣れている事務所様は、
なかなかこの概念を取り入れることが出来ないというケースも有ります。

クラウドサービス

あらゆる情報やサービスがクラウド化をしています。
上手に使えば、今まで何時間もかけていたような仕事が僅か数分で出来てしまうようにもなります。

モバイル端末と併用すれば効率性は飛躍的に高まります。
移動中や外出先で仕事が出来るということですね。

環境が古い状況のままと、新しい技術を取り込んだスタイルと。
どちらが良い悪いではありませんが、効率性や生産性という視点で見ると、
随分と変化しそうです。

非効率的な3人分の仕事を、
効率的な1人の仕事で凌駕する。

そういうことが実際起きうるような世の中であり、
そういうツールの運用法が出来るようになっているわけです。

凄いですね。

【著者プロフィール】太田亮児(おおたりょうじ)|合資会社オオタキカク 代表
税理士・会計事務所の営業、マーケティング支援を行う。起業前は東京都内にある税理士法人に勤務してマーケティング業務を専任で手掛けた。2005年にオオタキカクを設立して独立。税理士事務所の個性を活かし各事務所の強みを磨き上げオーダーメイド式でマーケティングの仕組みを作り上げるサポートを行う。2010年に「税理士・会計事務所の儲かるしかけ」を同文館出版より出版し、税理士業界に特化したサービスを展開している。税理士向けの専門紙である税理士新聞(NP通信社発行)への連載記事を手掛けていたこともある。