税理士新聞_第1426号_10月5日号掲載

20150505-1
【税理士先生】
太田さん、この間
「ホームページでお客さんをどんどん増やしている事務所」の話
を聞いてきましたよ!
うちのホームページも古くなってしまったので、
少し費用をかけて新しく作り替えようかと思っています。
どう思いますか?

【太田】
ホームページの作り替え自体は賛成です。
先生のところのホームページはご開業の時に作られたとのことですから、10年近く前の作りとなっています。
事務所の状況も変わっていますし、SEO(検査エンジンに上位ヒットさせる取り組み)の技術も環境が変わっています。
ただ先生、ホームページを作り替えれば、
10年前のようにお問い合わせがポンポン入ってくる状態に戻るかというと、それは難しいですよ。
もしそのようにお考えであればご注意いただいたほうが良いかもしれません。

【税理士先生】
え、なんで?
ホームページからの問い合わせが減っているのは、
ホームページが古いからなんじゃないの?
若い先生とか、ホームページが新しい事務所が
顧客を増やしているみたいだから、
うちもそれと同じことをやれば良いんでしょ?

本連載は税理士新聞本紙にて毎月5日掲載中です。(2013年10月現在)

【著者プロフィール】太田亮児(おおたりょうじ)|合資会社オオタキカク 代表
税理士・会計事務所の営業、マーケティング支援を行う。起業前は東京都内にある税理士法人に勤務してマーケティング業務を専任で手掛けた。2005年にオオタキカクを設立して独立。税理士事務所の個性を活かし各事務所の強みを磨き上げオーダーメイド式でマーケティングの仕組みを作り上げるサポートを行う。2010年に「税理士・会計事務所の儲かるしかけ」を同文館出版より出版し、税理士業界に特化したサービスを展開している。税理士向けの専門紙である税理士新聞(NP通信社発行)への連載記事を手掛けていたこともある。